愛こそが幸せという思い込み
人から直接感謝される仕事の方が幸せだという考えはもちろんある。だからこそ福祉の仕事に従事している。
子供の頃から、会社から帰ってきたら愚痴ばかり溢す父を見てきたから、尚のこと、そう思う。
ただ、人間というのは、環境に順応していく生き物であり、それは感情も同じである。
毎日「ありがとう」と言われていても、毎日同じように喜べるわけではない。
あー!人生って素晴らしい!
とはならない。
どこか物足りなくなってくる。
もっと大きいことがしたい。
もっと、たくさんの「ありがとう」が欲しいと。
欲張りだよねぇ、ホント。
人っていうのは、つくづく愚かな生き物だ。
欲望に上限はない。
だからこそ、欲を断つ方が本来は幸せになれるのかもしれない。
見返りを求めず、ただ利他的に生きる。
そんな仏教的な生き方の方が安定して生きれて、セロトニン的にも幸せかもしれない。
金や名声とかドーパミン的幸せを求めても、一時のものかもしれない。
でも、やっぱ冒険したいって思うのだよね。